杜(MORI)のティールーム

杜の都、仙台に事務所を構える杜協同法律事務所のスタッフたちが綴るリレーエッセイ

陽だまりねこ

りんごのすすめ

フルーツに限らず、すべての食べ物のなかで一番好きなものがりんごです。 きっかけは子どものころ、しょっちゅう風邪をひく子どもたちの健康対策として母が家族でりんごを食べる習慣を付けたことでした。 効果はてきめんで、以来私たちは滅多に風邪を引かな…

ドライヤーのアレの話

突然ですがおうちのドライヤー、切り替え機能はどうなっていますか?お手持ちの機種によるでしょうが、だいたいがPower、Dry、Coolなどに分かれているかと思います。 Powerは強い熱風、Dryは普通の熱風。Coolは冷風ですが、私は夏以外ほとんど使ったことがあ…

連続記録更新

といってもあまり良い記録ではありません。当事務所のある仙台市における降雨(雨が観測された日)の連続記録が、今夏、これまで最長だった1934年(昭和9年)の35日を抜いて最長記録を更新してしまったのです。 平成29年7月22日から8月26日ま…

テニスボールマッサージ

今回は武踊の先生から教えてもらったテニスボールを使ったマッサージをご紹介しようと思います。と言っても、最近雑誌などでも取り上げられているのでご存知の方も多いかもしれません。 硬式のテニスボール4つを細長い袋状のもの(履かなくなった長めの靴下…

やる気スイッチ

仕事や家事、山積みのやらなければならない事があるのにどうにもやる気が出ないことがあります。そんなときは何か簡単な仕事を、一つずつとても丁寧にやってみる、そして完了するたびに自分を(ちょっと大げさに)褒めてあげることでやる気が戻ることがある…

1周年

昨年、一人暮らしを始めてから、1年が経ちました。 想像していたよりも順調に慣れ、生活スタイルもできあがって、最近はだいぶ落ち着いた感があります。 困るのは、平日、突然雨が降り始めても、干している洗濯物を取り込んでくれる人がいないことと、たま…

仙台七夕とジンクス

仙台七夕にまつわるジンクスといえば、多くの仙台人が「祭り期間中に必ず1回雨が降る」を思い浮かべると思います。 実際はどうなのか調べてみると、平成17年以降の10年間、七夕期間中に雨が観測されなかったのは平成18年と22年だけ。夕立が起きやす…

ヤツが来る

「ヤツ」――春に先駆けてやって来るアレ。そう、もろもろの花粉たち。 本州ではスギにヒノキ、時期が移ればイネ、ブタクサ、ヨモギ等々。北海道に渡ればシラカバの花粉も、今や国民病とも言えるほど多くの人を苦しめる花粉症の原因になるらしい。 発症のタイ…

わたくしごと

先日、末弟に子どもが生まれた。 遠方での出産だったので立ち会いはできなかったが、便利な時代になったもので、今はお互いに林檎印のスマートフォンを持っていればすぐビデオ通話(テレビ電話)ができる。今回も生まれたての赤ちゃんを見ながら家族で誕生を…

言いたい放題

17日間の熱戦が続いたソチオリンピックが閉幕。TVでは多くの選手の活躍とその裏にある様々なエピソードも紹介されたが、中でもあるメダリストのコメントが印象に残った。 「4年前のオリンピックでは、自分にまだメダルを獲れる実力が無いことは判っていけ…

未知との遭遇

とある住宅地の一隅にある我が家は小さな山と寄り添うように建っている。市町村の境界でもあるこの山は、下は葛の蔦ばかりが隆盛だが、中腹からは様々な樹木があり鳥も多く住んでいて、春夏秋冬それなりに目に楽しい。 しかし、自然が間近だと当然昆虫類も豊…

傘寿の門出に花束を

客員弁護士である阿部純二先生が3月に傘寿を迎えられ、約7年間の弁護士生活を終えて事務所を退所されることになりました。 刑法学の第一人者として活躍された先生のご功績は、当サイト「News&topix」、「杜の四季だより」に詳しいですが、立派なご経歴の一…

古い女

猫も杓子もスマートフォンのご時世になった。携帯ショップにいけば一番目立つ場所に彼らが全面展開され、売れ筋ランキングもほぼ独占。ちょっと前まで花形だったはずの従来型携帯電話は、もはや隅のほうにいくつかひっそり並んでいるだけの脇役に過ぎない。 …

弥生の空に

2012年3月10日、夜の泉ヶ岳から空へ向けて花火が上がった。昨年の震災からずっと被災地支援を続けてきたボランティア団体「スコップ団」が打ち上げた、震災犠牲者への鎮魂の花火だ。 「二万人の方が亡くなった震災が一件起きたのではない。一件の悲し…

西欧

昔からヨーロッパに憧れていた。 古めかしい街並み、歴史が刻まれた石畳、威厳ある城壁、小さな市場に満載された西欧の食材、どこまでも連なる丘に広がる葡萄畑、窓を叩く雨粒、国々の間をゆったり流れていく河。 いつかひとりでふらりと訪れて、あちこち巡…

マイチョコ

2月14日、バレンタインデー。年間のチョコレート消費量の実に4分の1を消費するという日本最大のスイーツイベントですが、まだまだ不景気な経済を反映したのか、今年は昨年よりも良心的なお値段のチョコが多かったように見えました。 生まれも育ちも純庶…

酷暑

暑い夏になりました。本州の中では涼しいはずの仙台でも記憶にないほど真夏日続きで、まさに「酷暑」です。 おかげで冷夏の昨年は不振だった夏物の衣料、家電、レジャー商品などが売れ、外出を避けてスーパーのインターネットサイトで買い物をし自宅に届けて…

がんばったなら、いいじゃない?

2010年2月、カナダはバンクーバーにて冬季オリンピックが開催されました。私もいくつかの競技をテレビで観戦しましたが、競技の様子を伝える番組で気になったのはキャスターやコメンテーターの存在。メダルメダルとこぞって煽りたて、惜しくも表彰台を…

夏の庭のあれやこれ

最近、エコブームに乗ってあちこちのご家庭で見かけるようになったグリーンカーテン。我が家ではキュウリ、インゲン、ゴーヤの3種類を植えましたが、日照不足と低温で生長が遅れ、お盆を迎える頃にようやくカーテンらしくなって庭のウッドデッキを覆ってく…

2月のイベント。

連日景気悪化のニュースが報道され、消費も落ち込んでいるとよく聞きますが、2月2週目のデパ地下にはやたら熱気があふれていました。そう、バレンタインのチョコ売場です。 不況もここだけは避けて通っているのか、早くも「完売」札があちらこちらに乱立し…

懐古譚 (陽だまりねこ)

先日、幼い頃に住んでいた町を訪れる機会があった。よく通った大きく幅広だった道路は、実は車2台がやっとすれ違うほどの幅しかなかった。どこまでも走れるほど広く感じた公園はゆっくり歩いてもいくらもかからない周囲だったし、外国のように遠かった隣町…

読書スコア (陽だまりねこ)

ここ数年、1週間に最低1冊の本を読むことを目標にしている。1冊とは平均した場合で、実際には全く読まない週もあれば一気に2~3冊平らげる週もあるが、昨年のスコアは48週に対して78冊。うち再読分を除くと、新たに読んだのは60冊といったところ…

YELL (陽だまりねこ)

人生の転換期を迎える、と言われる年代になった。だからというわけでもないだろうが、私の周囲にもターニングポイントを迎えた、または迎えつつある友人たちがいる。 結婚、出産といった出来事なら嬉しいばかりだが、退職、転職などの選択は、今までとは全く…

ハマりどき出会いどき (陽だまりねこ)

最近、「のだめカンタービレ」という漫画にハマりました。音大やクラシック音楽界を舞台にしたラブ(?)コメディで、TVドラマにもなったので、ご存じの方もいらっしゃるかと思います。(実は司法修習生の竹鼻さんが事務局にこの漫画を貸してくださいました…

夏と指輪 (陽だまりねこ)

小学生のある夏休み、快晴だった日のこと。母のアクセサリーケースから紅い石がきらきら光る指輪をこっそり拝借し、友だちと家の近くの川へ遊びに出かけました。 サンダルのまま浅い川へ入って水をかけあったり追いかけっこをしているうち、ぶかぶかの指輪は…

タイム・カプセル (陽だまりねこ)

昔よく聴いていた曲の中に、「未来の自分宛の手紙を入れて埋めた硝子瓶を、10年後に開けてみたら・・・」というような歌詞がありました。変に子どもっぽかった私は、面白そうだやってみようと思い立って、さっそく手紙を書き、探してきた硝子瓶に入れ、い…

雨の花 (陽だまりねこ)

仙台も梅雨の季節になりました。 梅雨の間は曇天やじめじめした湿気につい気が滅入りがちですが、一方で楽しみにしているのは、この時期に庭を飾る紫陽花です。 紫陽花は昔から母の好きな花の一つで、父の転勤に伴って引越をしたどの家でも必ず庭に植えてい…

東北のイメージ? (陽だまりねこ)

近年、11月には京都へ旅するのが恒例になっています。旅行の間、事務所の皆さんに何かとご迷惑をおかけしてしまうのも不本意ながら恒例なのですが、錦秋の古都を満喫できる、一年の中でも楽しみにしている旅行の一つです。 旅先では様々な方と接する機会が…

とけないノロイ (陽だまりねこ)

以前住んでいた、秋田の小学校でのこと。 家庭科の授業中、針と糸に苦戦する私を見たI先生が一言、「あら~まんずテボケだごどぉ」。 手ボケとは秋田弁で手が不器用という意味だそうですが、ボケの響きもさることながら今の今まで自分が不器用だとは夢にも…