杜(MORI)のティールーム

杜の都、仙台に事務所を構える杜協同法律事務所のスタッフたちが綴るリレーエッセイ

7つの贈り物 (小梅)

『Good Luck』という本を知っていますか?たくさんの雑誌で紹介され、書店では特設コーナーが設置されるなど、大反響を呼んだほどですから、目にとまり、手にしたこともあるのではないでしょうか。11月にはクリスマスヴァージョン(?)としてカバーの色の違うものもおいてありました。
物語はファンタジー小説のように展開されていますが、いたってシンプルに淡々と分かりやすく書かれていて、この物語から幸運の鍵(メッセージ)をどう受け止めるかは読み手次第の自己啓発系。しかし私が惹かれたのはある雑誌に紹介されていた、この本の7つの仕掛け、読んだ人にしか分からない秘密にありました。
「リバーシブルのカバー」「表紙の金の四つ葉のクローバー」「背表紙の四つ葉のクローバー」「7色のスピン」「各章の扉に添えられたメッセージ」「小冊子」「本の中にひそむ小さな四つ葉のクローバー」
まず装丁が素敵、凝っています。シンプルできれいなカバー、随所に四つ葉のクローバーがマークされていたり、限定色のスピンがあったりと、本を選び、手にする楽しみがありました。さらに名言やメッセージが載っている小冊子がついていたり、最後にひょっこり四つ葉のクローバーを見つけられたりするといったおまけもうれしい。
とっても薄い本なのに、読むだけではない面白さがぎゅっと詰め込まれている1冊でした。