杜(MORI)のティールーム

杜の都、仙台に事務所を構える杜協同法律事務所のスタッフたちが綴るリレーエッセイ

鳴き声

朝窓を開けると鶯の声が聞こえるようになりました。

なかには、まだ上手に鳴けないものもいますが、鶯のほかにもカッコウとかの鳴き声もとても爽やかな気分にしてくれます。

夜は田んぼからカエルの声が聞こえます。

これがまた落ち着いた気分にしてくれます。

熟々自然は大切に守っていかなければならないものだと感じます。

震災直後は、雀の姿も全く見ることが無かったのですが、時間の経過と共にようやく自然界も元に戻りつつあるのかなとも思いました。
(事務局 H)

お祝い

 数年ぶりに東京に行ってきました。それは父が弁護士50周年となり、日本弁護士連合会で表彰式がありその付添が目的でした。
 仙台・東京間は最短で1時間30分で行けるのですが、両親の入院や震災等が重なってなかなか遠出する機会がありませんでした。
 以前行った際は東京駅がまだ改修工事中だったのですが、すっかり綺麗になっていました。
 10年ひと昔と言いますが、私が住んでいる仙台も震災以降新しいマンション等が建ち並び始め、町の景観が変わって来ているように感じます。変わっていくことは仕方がない事だとは思うのですか、淋しくもなる今日この頃です。
 なお、父は当事務所の先生方や仙台弁護士会の先生方に囲まれてとても嬉しそうでした。
(事務局 きさらぎ)

辞書

めっきり本を読まなくなってしまったのですが、久しぶりに文庫本を手に取りました。三浦しをんさんの「舟を編む」、辞書の編集を題材にした小説です。最近では言葉を調べるときも、パソコンや携帯で済ませてしまうことが多かったのですが、辞書を手にもってその頁をめくってみたいと思いました。今、我が家には3冊の国語辞典があります。年季ものの新明解と岩波国語辞典、そして先日買ったばかりの子供の三省堂国語辞典。新しい辞典は二色刷のうえ、「ゆるキャラ」なんて言葉も載っていて新鮮です。同じ言葉を調べてみると、それぞれ表現が違っていたりして、なかなかおもしろいです。それにしても、開いた頁に知らない言葉の多いこと多いこと。子供の頃は大人になったら、何でも知っているものだと思っていましたが、大人になって久しいのに自分にがっかりです。これからでも遅くない、少しずつでも語彙を増やさなければ。

辞書つながりで、赤瀬川原平さんの「新解さんの謎」を読み返したくなりました。
(事務局 y)

ひつじ年

 今年は年女なので(何度目かは言いませんが)、それを祝して?高校の同級生たちと小旅行に行ってきました。同じ学校で毎日のように一緒に過ごした友人たちも現在は就職やら結婚やらで全国ちりぢりになり、まめに連絡を取り合ってもいないのですが、年に数度は集まれる者だけで気ままに集まり、言いたいことを言い合い、笑いすぎて小ジワを増やし合う、縁の切れない良い仲です。
 記念すべき今年は全員参加を目標に、遠方の者は泊まりがけで、地元宮城の沿岸部を巡りました。海の幸をお腹いっぱい食べて、夜通し飲んで喋って、復興市場でたくさんお土産を買って帰りました。被災して実家がなくなってしまった友人もおり、そばにいられず歯痒くなることもあるようですが、こういう機会をもてて嬉しい、と喜んでくれました。
 次の干支も、その次もまた、みんなで来たいなと思いました。

(事務局 K.M)

 

 

PN K.M