杜(MORI)のティールーム

杜の都、仙台に事務所を構える杜協同法律事務所のスタッフたちが綴るリレーエッセイ

あれから

 未曾有の大震災からもうすぐ5ヶ月がたとうとしています。時間の感覚がずれてしまったのか、もっとずうっと昔に起こった出来事の様な感じがしてなりません。

 真っ暗闇の中の津波、あちこちから立ち上がる炎と煙、ヘリコプターの爆音、24時間絶え間なく響き渡る緊急自動車のサイレンの音、そして全て寸断されたライフライン。

 後日テレビから流れる映像として見る景色と、実際に自分の目で見た、その変わり果てた惨状とは全く異なり、言葉が出ませんでした。

 大津波により、親戚、知人、同級生も数名亡くなりました。未だに発見されていない親戚もいます。

 しかし、あれから多くの人の支援により、各地で復興のニュースが毎日のように聞かれるようになりました。

 悲しみ、苦しみは皆が協力し合えばきっと乗り越えられると信じています。

(事務局 H)