杜(MORI)のティールーム

杜の都、仙台に事務所を構える杜協同法律事務所のスタッフたちが綴るリレーエッセイ

眼鏡

 欲しいと思っていてもなかなか買えないものってあります。長く、近くで使うもの、たとえば家具とか。期待して楽しく探し始めても、条件に合ったものが見つからないとだんだん疲れてきて、面倒になって、情熱も失い、今あるのでいいかな、そのうち見つかるだろう、そもそも本当に必要?などというという具合に、数年が経過してしまうのです。そんなもののひとつが、メガネでした。フレームの色、形、何種類も試しているうちにわけがわからなくなり、更には視力の測定、かけ心地の細かな調整。価格もピンキリ。私は何度買い替えに挫折したことでしょう。10年ほど手荒に扱ってきたメガネがなんだか見えずらくなり、見えないわけじゃないけど、あんまり使わないし。普段はコンタクトレンズだし。などと言い訳をしてきました。でもいいかげん買おう!とふと思い立つことがあったのです。ハイセンスな辛口評論家に付き合ってもらい、彼女のいいというものを信じ、このたび無事購入に至りました。

 ものの買い時ということは色々といわれたりしますが、やっぱり買いたいときが買い替え時だなぁと思ったのでした。

 (事務局 K.M)