杜(MORI)のティールーム

杜の都、仙台に事務所を構える杜協同法律事務所のスタッフたちが綴るリレーエッセイ

白鳥 (H)

 数年前から近所の川に白鳥が飛来するようになりました。初めの頃は2~3羽程度でしたが、この冬は80~100羽ほどに数が増えました。白鳥の数が増えると見物人の数も増え、餌をあげる人、写真を撮る人など様々です。宮城県内の白鳥の飛来地としては県北の「伊豆沼」などが有名ですが、町の中を流れる川に数多く飛来するのはめずらしいのではないでしょうか。
 詳しいことは判りませんが、越冬した白鳥たちが北帰行する時期を決めるのは、気温と体内時計が関係しているのではないかということを何かで聞いたことがあります。
 今年の冬は寒さが厳しかったせいか、3月になってもかなりの数が残っていましたが、4月に入ると、さすがにほとんどが飛び立ちました。でも、桜が満開の時期を過ぎた今もまだ3、4羽が残ってのんびりと餌をついばみながら泳いでいました。どの世界にでも、のんびりしている奴はいるものだと思いました。もう少ししたら残っているこの連中も飛び立つ日がくるのでしょうね・・・。