杜(MORI)のティールーム

杜の都、仙台に事務所を構える杜協同法律事務所のスタッフたちが綴るリレーエッセイ

解釈 (H)

子どもの頃、その言葉の本当の意味が判らず、自分で勝手に解釈していたものが結構ありました。その中のひとつに「肉体疲労時」がありました。「疲労時」を「疲労児」と思いこみ、「これは、肥満児などと仲間の言葉で、あまり身体が丈夫ではなく、常に疲れている子どものことなのだな」と自分勝手な解釈をしていました。
 また、これは知人の話ですが、昔「巨人の星」というアニメーションがありましたが、その主題歌の中に「思いこんだら、試練の道を」という歌詞がありました。丁度その歌詞が流れるシーンでは、主人公の星飛雄馬がローラーを引きながらグランドの整備をしていたと記憶しています。知人はそのシーンと「思いこんだら」という歌詞を重ね合わせ、ローラーのことを、「あれは『重いコンダーラー』という道具なのだ」と解釈していたとのことでした。