杜(MORI)のティールーム

杜の都、仙台に事務所を構える杜協同法律事務所のスタッフたちが綴るリレーエッセイ

金木犀

 我が家には金木犀の木が1本あり、毎年少ないながらも花を咲かせます。ご近所さんのお宅にも金木犀が植えられているので、この季節は家の玄関を開けると同時に、どこからともなく金木犀の香りがふわりとただよってきます。今年も、秋分の頃この香りを楽しむことができました。いつもの年より花の時期が短いような気がして少し残念な思いでいたところ、10月の初めに我が家の金木犀の木の下の方に再びオレンジ色の花が咲いていることに気がつきました。秋分の頃に咲いた花は茶色く枯れており、その花とは別に新しい花をつけているのです。驚いて調べてみると、金木犀の二度咲というものがあるようで、一度目の花が終わった後に、再び花をつけることがあるとのこと。毎年起こるものでもないようで、様々な条件が影響するようです。そういえば、金木犀が咲いている時期の私の記憶には、秋分の頃と10月の体育の日前後との二つがあったのですが、10月は二度咲きの金木犀だったかもしれません。
 新しく咲いた金木犀の枝を少し切って玄関先に活け、今年は二度香りを楽しむことができました。
(事務局 y)