杜(MORI)のティールーム

杜の都、仙台に事務所を構える杜協同法律事務所のスタッフたちが綴るリレーエッセイ

辞書

めっきり本を読まなくなってしまったのですが、久しぶりに文庫本を手に取りました。三浦しをんさんの「舟を編む」、辞書の編集を題材にした小説です。最近では言葉を調べるときも、パソコンや携帯で済ませてしまうことが多かったのですが、辞書を手にもってその頁をめくってみたいと思いました。今、我が家には3冊の国語辞典があります。年季ものの新明解と岩波国語辞典、そして先日買ったばかりの子供の三省堂国語辞典。新しい辞典は二色刷のうえ、「ゆるキャラ」なんて言葉も載っていて新鮮です。同じ言葉を調べてみると、それぞれ表現が違っていたりして、なかなかおもしろいです。それにしても、開いた頁に知らない言葉の多いこと多いこと。子供の頃は大人になったら、何でも知っているものだと思っていましたが、大人になって久しいのに自分にがっかりです。これからでも遅くない、少しずつでも語彙を増やさなければ。

辞書つながりで、赤瀬川原平さんの「新解さんの謎」を読み返したくなりました。
(事務局 y)