杜(MORI)のティールーム

杜の都、仙台に事務所を構える杜協同法律事務所のスタッフたちが綴るリレーエッセイ

金魚

私の実家には金魚が3匹いる。

一匹は町内会の夏祭りの金魚すくいで娘がもらってきたもの。一匹だけでは寂しいだろうからと、近くのホームセンターで買った同じくらい小さな金魚と、丸い形の可愛らしい金魚が一匹ずつ。動物の世話が上手な実家の父に落ち着くまで面倒をみてもらうことにした。水槽の中をゆらゆらと泳いでいる金魚はとっても可愛らしい。

でも、問題が一つ。最初は同じくらいの大きさだった金魚が、この2ヶ月で一匹だけ他の3倍くらいの大きさに成長してきた。食いしん坊で、近づくと口をぱくぱくさせ食べる気満々だ。他の金魚に餌をあげようとしても、小さな金魚は一人が好きなのか、ずっと石の陰に隠れてひっそりしているし、もう一匹の丸い金魚は餌を食べたくて一生懸命泳ぐのだが、まん丸の体が不利となり、大きくなった金魚にあっという間に追い越されてしまう。大きくなった金魚は他の2匹を追いかけ回したりするので、至極評判が悪い。

金魚にもいろいろ性格があるのだなあ。そろそろ対策を考えなくては。

(事務局 y)