杜(MORI)のティールーム

杜の都、仙台に事務所を構える杜協同法律事務所のスタッフたちが綴るリレーエッセイ

黄色い風 (小梅)

 春は花粉症の人にとって、目のかゆみ、頭痛、鼻水、くしゃみ等つらい症状に悩まされる季節。現在の日本では国民の4人に1人が花粉症といわれています。テレビでも毎日のように花粉の話題が取り上げられ、天気予報のように飛散情報が提供されています。
 幸運にも私は花粉アレルギーの臨界線を超えていないようなのですが、いつ発症してもおかしくない環境下に暮らしています。杉林に囲まれた我が家には、春になると黄色い風(スギ花粉)が吹いてきて、車も地面も犬も猫も人もスギ花粉だらけにっ!!そんなところで花粉症になったら生活なんかしていけませんっ!!!! 以前はスギ花粉が風に飛ばされている光景を見ても、黄色い風が春らしくてきれいだなあ...とか感じていたのですが。とうとう去年、たくさんの杉の木を伐採することに。その影響で強風が吹き抜けたり、その場を塒としていたスズメバチの猛攻撃を受ける羽目になったりしましたが。それでも多くの杉が自生しているので、今年も黄色い風が吹き抜けています。