杜(MORI)のティールーム

杜の都、仙台に事務所を構える杜協同法律事務所のスタッフたちが綴るリレーエッセイ

日光 (きさらぎ)

 無性にどこかに遠出したくなることってないですか。そう言う私も最近遠出していないなーと思い10月のとある日、世界遺産にもなっている日光東照宮に日帰りで行ってきました。
 日光東照宮には、ちょっと昔中学校の修学旅行で1度訪れているのですが、その時の記憶が曖昧で雨が降っていて杉並木が鬱そうと茂っているなど断片的なものだったので今回の日光への旅は知らないことばかりでした。
 私の中で日光と言えば日光東照宮のイメージしかなかったのですが、実際には日光東照宮の他に日光二荒山(「ふたらさん」と読む。因みに「日光」という地名の由来は「二荒」を音読みにしたものだとか)神社、日光山輪王寺、輪王寺大猷院から構成されていたり、又「見ざる・聞かざる・言わざる」で有名な「三猿」は神厩舎と言って東照宮に仕える神馬の為の建物の欄間にはめ込まれている彫刻で8枚の絵物語(猿の一生を描きながら実は人の一生を描いている)で構成されていて、「三猿」はその2枚目であったり、なぜ猿の彫刻が用いられているかと言うと猿が馬の健康と安全を守るという言い伝えから来ている等知り、改めて知って驚くばかりでした。
 それにしても自分が興味を持つ持たないとでは見る覚えるの意識がまったく違うものかとしみじみと思ってしまいました。